自動ブレーキ うざい原因と対策 警告が増える理由と直し方

車メンテナンス

自動ブレーキの警告音が急に鳴ったり、思わぬ減速をしたりすると、自動ブレーキ うざい…と感じてしまいますよね。

実はAEB(衝突被害軽減ブレーキ)は、PCSやCMBSなど車種ごとに仕組みや感度設定が少し違い、雨・雪・逆光、段差や踏切、センサー汚れがあると誤検知が増えることもあります。

この記事では、まず安全にできる汚れチェックから始めて、次に設定の見直し、一時オフの注意点、そして必要なら点検へつなぐ流れをやさしく整理します。

装置は万能ではないので、正しい使い方を知って「うるさい」を「安心」に変えるのが目標です。

  • 警告音が大きく感じる理由がわかります
  • 誤作動が起きやすい場面の共通点がわかります
  • センサー汚れで反応が増える仕組みがわかります
  • 設定で警告を弱める考え方と注意点がわかります
  • 掃除→設定→点検の最短手順がわかります

自動ブレーキ うざいと感じたら先に確認

不具合より設定の可能性もある

自動ブレーキが「うざい」と感じるとき、最初に疑うのは故障より“設定”です。

安全支援は、車種によって警告のタイミング(早め/標準など)や感度を選べたり、警告音の有無を変えられたりします。設定が敏感だと、まだ余裕がある場面でも「ピピピ」と鳴ってびっくりしやすいです。

また、公的な案内でも装置には作動限界があり、不要に作動する場合があるとされています。だからこそ、取扱説明書で「どの画面で何を変えるのか」「不要作動のときどうするか」を先に確認するのが安全です。

・警告が出たとき、どの機能名が表示されたか
・設定を変えた覚えがないか
・一時停止や再始動で戻る仕様か

それでも不安なら、販売店に「設定を標準に戻したい」と相談すると早いです。取説に沿って戻せない場合は無理に触らず、点検予約を入れると安心です。(サポカー(安全運転サポート車)のWEBサイト)

まず安全な場所で状況を整理

突然ブザーが鳴ったり車が減速したりすると、あわててしまいます。まずは周りの安全を最優先にして、可能ならハザードを点けて安全な場所に停車します。停車できたら、次をメモするだけで原因の切り分けが進みます。

・走っていた速度と道路(渋滞/高速/狭い道)
・天気や光(雨、雪、逆光、夜)
・前方の状況(割り込み、カーブ、段差、影)

メーカーの取説では、カメラ付近のフロントガラスの汚れ等で機能停止し警告灯が点くことも説明されています。

停車後にできる範囲で、センサー前に雪・泥・ステッカーがないか確認します。危険な路肩では降りない、走行中に設定をいじらない、が大事です。

条件を記録して販売店に伝えると安心です。何度も起きる、いつも同じ場所で起きるときは、作動限界やセンサー不調の可能性もあるので、取説の注意に沿って点検を受けましょう。不安なときは無理せず運転を中断してOKです。

警告灯やメッセージの見方

警告灯やメッセージは、「どの機能が、今どうなっているか」を教えてくれます。作動するとブザーが鳴り、メーターに警告灯とメッセージが出る車が多いです。

まずは表示された言葉をそのまま読み取り、取扱説明書の該当ページで意味を確認します。

・衝突の危険を知らせる“警報”表示
・一時的に機能が止まった“機能停止”表示
・点検が必要な“異常”表示

色もヒントで、オレンジは「注意・一時停止・要確認」を示すことが多いです(車種で違います)。たとえばホンダの取説では、CMBS警告灯が異常やカメラ付近の汚れで点灯すると説明しています。

トヨタの取説でも、作動時にブザー音とメッセージで回避操作をうながす説明があります。まずは安全に停車→汚れ確認→再始動で表示が消えるか、の順で落ち着いて対応すると安心です。表示が消えない/繰り返すときは、無理に設定を触らず、記録して販売店へ相談しましょう。(Toyota)

そもそも自動ブレーキは何?

AEBと衝突被害軽減の違い

AEBは、英語でAutonomous Emergency Brakingの略で、日本では「衝突被害軽減ブレーキ」と呼ばれます。

つまり名前が違うだけで目的はほぼ同じで、前の車や歩行者などを見つけたときに、ぶつかりそうなら警報→ブレーキで「衝突を避ける」または「ぶつかる速度を下げる」しくみです。メーカーの説明でも、AEBは衝突回避や衝突速度低下のために自動でブレーキをかける機能だと案内されています。

一方で「自動ブレーキ」という言い方は広く、車種によっては“警報だけ”の段階も含めて呼ぶことがあります。だからこそ、取扱説明書で「警報」「ブレーキ」の順番を確認するのが大切です。NASVAも、装置は安全運転を前提にしており、頼った運転はしないよう注意しています。

AEB=国際的な呼び方
衝突被害軽減=役割の説明 (トヨタ自動車WEBサイト)

カメラとレーダーの役割

自動ブレーキは、車の「目」と「耳」で前を見ています。多くの車は、フロントガラス付近のカメラで人や車の形を見分け、バンパー付近のレーダー(ミリ波・レーザーなど)で距離や近づく速さをはかります。

NASVAは、作動条件や認識できる距離は「検出装置の方式や車種で異なる」と説明しています。つまり、車によってはカメラ中心、別の車はレーダー中心など、得意な見え方が違います。

また周囲の環境(雨・夜・反射など)で、見え方が変わることもあります。これが「同じ自動ブレーキでも反応が違う」と感じる理由のひとつです。

たとえばNASVAに掲載のメーカー資料例では、単眼カメラとレーザーレーダーが前方の車両または歩行者を検知し、警報・アシスト・自動ブレーキでサポートすると案内されています。

ポイント
カメラ:形や位置の判断が得意
レーダー:距離と速度の測定が得意
組み合わせ:見落としを減らす (NASVA)

作動しやすい速度の目安

自動ブレーキが作動しやすい速度は、車種や方式で変わります。NASVAも、速度条件は検出装置や車種で異なると注意しています。

国土交通省の「衝突被害軽減ブレーキ認定制度」では、たとえば50km/hで前の車に近づく条件などで、一定の性能があるかを国が確認すると示されています。

ただし、試験条件=いつも同じ動き、ではありません。速度が高いほど停止距離が伸びるので、車によっては高速域は警報が中心になり、ブレーキは「被害を減らす」役目になる場合もあります。

メーカー資料の例では、作動時の速度が約5km/h〜約50km/h未満(歩行者は〜約30km/h未満)なら衝突回避できる場合がある、と案内されています。

ここを取説でチェック

対車両/対歩行者など対象の違い
作動する速度の範囲と上限
効きにくい条件(天候など) (NASVA)

うざいと感じる原因は?

警告音が大きく感じやすい

自動ブレーキの警告音が「大きい」と感じるのは、びっくりさせたいからではなく、運転中でも確実に気づけるように作られている面が大きいです。

たとえばトヨタの取扱説明書でも、外の音やオーディオの音で警報ブザーが聞き取りにくい場合があると書かれています。だからメーカーは、聞き逃しを防ぐために、あえて目立つ音にしているのですね。(トヨタ公式マニュアル)

ただ、慣れていないと「怒られた」みたいに感じやすいので、落ち着いて次を確認すると安心です。

警報の音量を変えられる車種か(設定項目)
・警報が鳴るとき、同時に出る表示メッセージの内容
・家族が同乗中など、音が気になる場面の対策(オーディオ音量など)

早めの介入で驚きやすい

自動ブレーキは、ぶつかってからでは遅いので、「まだ大丈夫そう」でも早めに知らせる設計です。ホンダのCMBSの説明では、衝突の可能性に応じて段階があり、接近すると表示とブザーで警報し、状況によっては軽いブレーキ→強いブレーキへ進む流れが示されています。(Honda)

この「早め」が、人によっては驚きポイントになります。対策は、機械に任せるより、運転側で“早め行動”にそろえることです。

車間距離を少し長めにする
・減速はアクセルを戻す→ブレーキの順で早めに
・設定で変更できる車は、衝突警報のタイミング(早い/中間/遅い)を見直す (トヨタ公式マニュアル)

誤検知が起きる仕組み

「誤検知」は、壊れているというより、カメラやレーダーが見えにくい/判断しにくい条件で起きやすいです。国土交通省は、暗闇・逆光で対象物を認知しにくい、雨雪霧などの悪天候、急な割り込みなど、作動しない・正しく認識できない例を示し、装置は万能ではないと注意しています。(国土交通省)

逆に言うと、判断が迷う場面では「安全側」に寄って、警報が出ることもあります。
・影や反射で形が車に見える
・カーブや坂で距離感が変わる
・汚れ・雪でセンサーの見え方が落ちる
まずは取説の「作動しにくい条件」を確認し、頻発するなら点検で原因を切り分けるのが安心です。

誤作動が起きやすい場面

雨・雪・逆光で反応する?

自動ブレーキはカメラやレーダーで前を見ています。ところが雨・雪・霧は視界をにごらせ、逆光や強い反射は「物の輪郭」をぼかします。

さらに濡れた路面はライトの反射が増え、見え方が変わりやすいです。ホンダの取扱説明書でも、雨雪などの悪天候や、トンネル出入口・木や建物の影で周囲の明るさが変化したときは、対象を正しく検知できず正常に作動しない場合があると示されています。

国土交通省も、逆光や悪天候では認知できない例を挙げています。

ワイパーとデフロスターで視界を整える
フロントガラス/バンパーの汚れ・雪を取る
水しぶきが多い車の後ろは距離を多めに
逆光はサンバイザー等でまぶしさを減らす

警告が増えたら、無理に追い越しをせず安全な場所で表示メッセージも確認します。装置は万能ではないので、いつも通り「自分のブレーキが基本」と覚えておくと安心です。

段差や踏切で急に鳴る?

段差や踏切は、車が上下に揺れて「カメラの見ている角度」や「レーダーの距離計算」が一瞬ずれやすい場所です。その結果、前方の車や遮断機、踏切の設備を「近い」と判断して警告が出ることがあります。

踏切が濡れている日は反射が強く、見え方が変わることもあります。ホンダの取扱説明書でも、段差などにより車両が大きく揺れたときは、対象を正しく検知できず正常に作動しない場合があると示されています。NASVAの注意資料でも、道路が平坦でないなどの条件で適切に作動しないことがあると説明されています。

踏切の手前で早めに減速し、一定の低速で通過
車間距離を多めにして“急接近”を作らない
段差はハンドルをまっすぐ保ち、急ブレーキを避ける
タイヤ空気圧や積載の偏りも見直す

同じ場所で毎回鳴るなら、日時・天気・速度をメモして販売店に相談すると安心です。

カーブで壁を車と誤認?

カーブでは、車の進む方向が曲がるため、ガードレールや壁が「進路上にある物」に一瞬見えやすくなります。

センサーは基本的に前方をまっすぐ見ているので、曲がり角の内側にある構造物を拾ってしまい、警告が出ることがあります。

ホンダの取扱説明書でも、カーブやうねった道路、坂道などでは対象を正しく検知できず、CMBSが正常に作動しない場合があると示されています。

トヨタの取扱説明書でも、きついカーブや起伏がある場所では性能を発揮できないおそれがあると注意されています。

カーブ手前で十分に減速し、急ハンドルをしない
車線の中央を意識して壁際に寄りすぎない
前の車が見えにくいカーブは車間距離を多めに
進路変更は合図を早めに出してゆっくり

鳴ったときは「危ないかも」の合図として、周囲確認→やさしく減速、の順に落ち着いて対応すると安心です。

反応を減らす運転のコツ

車間距離を早めに取る

自動ブレーキの反応を減らす一番のコツは、前の車と早めに車間距離を取ることです。

自動ブレーキは「近づく速さ」と「距離」で危険を計算するので、車間が短いほど警報が出やすくなります。

JAFは距離ではなく「車間時間」で測る方法を紹介していて、一般道は2秒以上、高速道路は3秒以上が目安です。

目印は標識や道路のつなぎ目でOK。前の車が通過したら「ゼロ・イチ・ニ」と数えて、自分が同じ地点に来るのが“ニ”くらいだと安心です。

見通しが悪い道や、前が詰まりやすい市街地では2秒より少し長めにするとさらに落ち着きます。車間を詰める運転は危険で、警察庁も車間距離不保持などが取締り対象になり得ると注意しています。

・雨や夜は見えにくいので、いつもより長め
・下り坂や重い荷物のときも長め
・後ろに急かされても、流されず安全優先

余裕があると、警報が鳴る前に自分でゆっくり減速できて、驚きが減ります。 (JAF)

進路変更は合図を早めに

進路変更で自動ブレーキの警報が出やすいのは、周りの車が「急に割り込まれた」と感じて強くブレーキを踏みやすいからです。

だから合図は早めがいちばん効きます。長野県警などは、進路変更の合図は3秒前、右左折は30m手前で出すと案内しています。

3秒あれば、後ろの人も「これから動くんだな」と気づいて、心の準備ができます。合図が遅いと相手がびっくりして急ブレーキになり、結果的にこちらの警報も増えがちです。

夜や雨の日は見えにくいので、さらに早めを意識すると安心です。

・ミラー→目視→合図→少し待つ(点滅が数回見えるまで)
・合図を出したら、すぐ切り込まない
・空いている“すき間”を選んでゆっくり入る
・入る間は速度を大きく変えない

合図は「私はここへ動きます」のやさしいお知らせです。丁寧に出すほど警報も減り、運転の疲れもやわらぎます。

徐行とブレーキを先に使う

自動ブレーキが出やすいのは、前の車との距離が急に縮むときです。そこでおすすめなのが、徐行とブレーキを先に使う運転です。

道路交通法では、徐行は「車両等が直ちに停止できる速度」と定義されています。つまり“ゆっくり”よりも「いつでも止まれる準備」が大事なのですね。

運転では、①アクセルを早めに戻す(エンジンブレーキ)→②軽くブレーキ→③必要なら強める、の順にすると、減速がなめらかになります。

道路交通法は、危険を防ぐためやむを得ない場合を除き、急ブレーキは禁止と定めており、警察も注意喚起しています。 (Lawzilla|迷わない法令データベース)

・信号や横断歩道が見えたら早めに減速
・下り坂は速度が乗る前にブレーキ
・前が詰まりそうなら先に車間を増やす

ゆっくり減速すると後ろの車にも伝わりやすく、同乗者も安心しやすいです。焦らず“早め早め”を意識すると、警報が鳴る場面も減らせます。

設定で警告を弱める方法

感度や警報設定を見直す

自動ブレーキの「うるささ」は、車種によって設定で和らぐことがあります。たとえばホンダのCMBSは、警報が出る距離を遠め・標準・近めの3段階から選べると説明されています。警告が早すぎて驚く人は「近め」に寄せると落ち着きやすいです。トヨタのPCSも、必要に応じてON/OFFや警報タイミングを切り替えできると案内されています。
やり方のコツは、必ず停車中にゆっくり確認することです。

  • メーター/車両設定メニューを開く
  • 「衝突警報」「PCS/CMBS」などの項目を探す
  • 変更後は短い距離を走って違いを確認する
  • 迷ったら標準に戻すと安心
    なおトヨタの取説では、警報タイミングを「遅い」にすると、別の支援(例:緊急時の操舵支援)が働きにくくなる場合があるとも書かれています。安全とのバランスで選びましょう。 (Honda)

一時オフは戻ることが多い

「一時的にオフにしたい」と思っても、多くの車は安全のために次の始動で自動的にONへ戻る作りです。

ホンダの取説では、CMBS OFFスイッチでON/OFFを切り替えられる一方、OFFのままパワーモードをOFFにしても、再度ONにすると自動的にONになると説明されています。

トヨタのPCSも、エンジンスイッチがONになるとシステムはONになり、OFFにすると警告灯とメッセージで知らせる、と案内されています。

またトヨタの別車種の取説例では、警報タイミングの変更は基本的に保持されますが、PCSをOFFからONに戻すと初期設定(中間)に戻る場合がある、と書かれています。

  • 一時オフは「その場しのぎ」になりやすい
  • 次に乗る人がいる車は、とくに注意
  • オフ表示が出ていないか、毎回メーターで確認
    「戻る仕様」を知っておくと、設定のつもり違いで焦らずにすみます。 (Honda)

オフにする前の注意点

警告が気になるからといって、むやみにオフにするのはおすすめできません。国土交通省も、衝突被害軽減ブレーキは完全に事故を防げるものではなく、過信しないよう注意しています。

だからこそ、オフにするのは「取扱説明書で必要と書かれている場面」にしぼるのが安全です。

トヨタの取説では、けん引される/けん引する、積載、シャシーダイナモ使用、タイヤチェーン装着などはPCSをOFFにするよう示されています。

ホンダも整備・検査でローラー等を使うときはCMBSをOFFにする、と案内しています。車種によっては運転中はOFFにできないとも書かれています。

  • 操作は停車中に
  • オフにしたら、メーターにOFF表示が出るか確認
  • 用事が終わったら、必ずONに戻す
  • 頻繁に鳴るときは設定より先に点検相談
    安心のための機能なので、上手に付き合っていきましょう。 (国土交通省)

メーカー別のOFF手順の目安

トヨタはPCS設定で切替

トヨタ車は「PCS(プリクラッシュセーフティ)」の設定からON/OFFを切り替えるタイプが多いです。

アクアの取説では、メーター(マルチインフォメーションディスプレイ)の車両設定からPCSのON/OFFを変更でき、OFFにするとPCS警告灯が点灯しメッセージで知らせる、と説明されています。さらにパワースイッチがONになるとシステムはONになるとも書かれているので、「一時オフのつもりが戻っていた/逆に戻し忘れた」を防ぐため、乗る前に表示確認が安心です。(トヨタ公式マニュアル)

  • 停車してメーターの「車両設定」
  • 「プリクラッシュセーフティ」→ON/OFF
  • OFF表示(警告灯・メッセージ)を確認
    けん引・試験装置・チェーン装着など、取説でOFF推奨の場面もあります。車種で画面名が少し違うので、必ず取説どおりにしてください。走行中に操作すると危ないので、分からないときは販売店で一緒に確認してもらうと安心です。(トヨタ公式マニュアル)

日産はAEBの設定を確認

日産は車種で呼び方が違い、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」などの項目をメーター内の設定画面で切り替える例があります。

日産の公式案内では、アドバンスドドライブアシストディスプレイで「設定」→「運転支援(運転支援システム)」→「エマージェンシーブレーキ」を選ぶと、機能のON/OFFを変更できるとしています。

さらに日産のオーナーズマニュアル例では、OFFにすると警告灯が点灯すると書かれています。(日産自動車)

  • まず安全な場所に停車
  • メーターの「設定」を開く
  • 運転支援→エマージェンシーブレーキ→ON/OFF
  • OFF表示(警告灯)を確認
    車種によって「前方衝突防止支援」など名称が変わることもあります。見つからないときは無理に探さず、取説で機能名を確認してから触ると安心です。また、スイッチで切り替える車もあるので、取説の「運転支援」章を先に見ると迷いません。落ち着いて進めてくださいね。

ホンダはCMBSの注意点

ホンダは「CMBS(衝突軽減ブレーキ)」がOFFスイッチ式の車が多いです。

フリード等の取説では、CMBS OFFスイッチをブザーが鳴るまで押すとON/OFFが切り替わり、OFFになるとCMBS警告灯が点灯し、画面に「CMBS OFF」と表示されると説明されています。

さらに車種によっては、OFFにしてもパワーモードをONにするたび自動的にONに戻る、また運転中はOFFにできないとも案内されています。(Honda)

  • 停車してCMBS OFFスイッチを長押し
  • 警告灯と表示でOFFを確認
  • 必要がなくなったらONへ戻す
    点検やローラー試験など、取説でOFFが必要な場面もあるので、目的がはっきりしているときだけ使うのが安心です。同じ車を家族で使うなら、誰が見ても分かるようにOFF表示を必ず確認し、戻し忘れを防ぎましょう。迷ったら販売店で操作位置を教えてもらうと安心です。焦らなくて大丈夫です。(Honda)

センサー汚れと整備で直る?

フロントガラスの汚れを確認

自動ブレーキのカメラは、フロントガラス越しに前を見ています。だからガラスが汚れると、見え方がにごって警告が出やすくなります。

トヨタの取扱説明書でも、フロントウインドウガラスは常にきれいにし、汚れ・油膜・水滴・雪は取り除くよう注意しています。

コーティング剤を使っていても水滴が残るときはワイパーで拭き取る、といった具体例もあります。

さらに、カメラ前の範囲にステッカー(透明も)を貼らないこと、内側のカメラ取り付け部が汚れたときは自分でこすらず販売店へ相談することが示されています。(トヨタ公式マニュアル)

  • 外側はやさしく洗う(強く乾拭きしない)
  • くもりはデフロスターで早めに除去
  • 雪の日は出発前にガラス全体を除雪
  • ウォッシャー液も切らさない
  • 作業は必ず安全な場所で停車してから
    小さな汚れでも“カメラの前だけ”残ると反応が増えやすいです。

バンパーのレーダー部を確認

レーダーは主にフロントバンパーやグリル付近にあり、ここが汚れると「前方レーダー汚れ」などの表示が出て、PCSなどが一時停止することがあります。

トヨタの取説でも、警告メッセージが出たら汚れを除去するよう案内されています。(トヨタ公式マニュアル)

日産も、レーダーセンサー周辺はいつもきれいにし、強い力で乾拭きしないこと、高圧洗浄やスチーム清掃は距離を取るなど注意を示しています。(日産自動車)

  • 泥・雪・落ち葉はやさしく水で流す
  • 凍っているときは無理に削らず自然に溶かす
  • センサー前にワックスの塊が残らないように
  • レーダー部にステッカーや飾りを付けない
  • 表示が消えないなら、いったん停止→再始動
    バンパーをこすった後に頻発するなら、点検もおすすめです。

点検で更新や調整がある場合

掃除しても改善しないときは、点検で「調整」や「学習(校正)」が必要な場合があります。トヨタの取扱説明書では、レーダーやフロントグリルを脱着・交換したとき、フロントバンパーを交換したときはレーダーの再調整が必要と示されています。

さらに別の取説では、レーダーの向きがずれた可能性があるとき、走行中に自動で再調整して「しばらく走行を続けてください」と表示されることも説明されています。

国土交通省も、ガラス交換やバンパー・グリル脱着などで、カメラやレーダーのエーミング(角度合わせ)やスキャンツール接続が関わる作業があると案内しています。

  • 修理や交換の後は、販売店や認証工場で確認
  • 警告が続くときは、無理にOFFで放置しない
    安全のため、早めの相談がいちばん安心です。

自動ブレーキ うざいを減らす最短手順

まず汚れを落として試す

自動ブレーキが急に鳴るとき、最初に試したいのが「センサーまわりの掃除」です。カメラはフロントガラス越しに前を見ているので、雨のあとや朝の結露で水滴・くもりが残るだけでも反応が増えることがあります。

トヨタも、フロントウインドウやフロントグリルのセンサーはいつもきれいにして、水滴やくもりはワイパーやエアコンで取り除くよう案内し、センサー付近に物を取り付けないよう注意しています。(トヨタ自動車WEBサイト)

  • ガラスの汚れ・油膜をやさしく落とす(強い乾拭きは避ける)
  • グリル/バンパー周りの泥・雪を取る(凍結は無理に削らない)
  • 車検シールやステッカーがセンサー近くにないか確認
  • 明るい場所で短い距離を試走し、警告が減るか見る
    日産も、警告が出たら安全な場所に停車→レーダーセンサー周辺の汚れを除去→再始動する手順を示しています。

次に設定を見直して試す

汚れを取っても変わらないなら、次は設定を見直します。まずは「知らないうちに感度が高い状態」になっていないか、メーターの**車両設定(安全支援)**を確認します。

車種により、衝突警報の出るタイミングやON/OFFの切替ができます。たとえばホンダは、CMBSを停止(OFF)する場合はスイッチをブザーが鳴るまで押す、と取扱説明書で案内しています。(Honda)

  • 変更は必ず停車中に行う(走行中は操作しない)
  • まず「標準」に戻して様子を見る
  • 可能なら警報タイミングや音量を一段だけ控えめにする
  • 変更後は交通量の少ない道で短く試走し、鳴る場面が減るか確認
    トヨタも、ごくまれに環境によって作動する場合があるとしつつ、日常のブレーキの代わりに使わないよう注意しています。(トヨタ自動車WEBサイト) 不安が残るときは無理にオフにせず、販売店で設定を一緒に確認してもらうと安心です。

それでも無理なら点検へ

掃除と設定をしても「急に鳴る」「勝手に強く減速する」が続くなら、点検がおすすめです。国土交通省は、衝突被害軽減ブレーキは完全に事故を防げるものではなく、過信しないよう注意し、作動条件は車種ごとに取説で確認するよう呼びかけています。(国土交通省)

だからこそ、違和感があるときは早めにプロに見てもらうのが安全です。

  • いつ/どこで/どんな天気で鳴ったか
  • 速度、前車との距離、カーブ・段差の有無
  • メーターに出た警告文(写真があると便利)
    日産は、警告が出たら安全な場所に停車し、センサー周辺の汚れを取って再始動する手順も示しています。(日産自動車) それでも直らないときは、センサーのズレや調整が必要なこともあります。ホンダは、車種によって運転中はOFFにできないなどの注意もあります。(Honda) 無理に自己判断せず、販売店・整備工場で相談してくださいね。

記事のポイント

  • 自動ブレーキは衝突回避や被害軽減を目的としたAEBである
  • 警告音は聞き逃し防止のため強めに設計されがちである
  • 早めの介入は安全側に倒す設計ゆえ驚きやすい
  • 雨雪逆光や段差カーブは誤検知が出やすい場面である
  • フロントガラスの汚れはカメラ認識を落とす原因である
  • バンパー周辺のレーダー部の汚れや着氷も影響しやすい
  • 車間距離を時間で確保すると警報が出にくくなる
  • 進路変更は合図を早めに出すほど急接近が減る
  • 徐行と早め減速でシステム介入前に自分で調整できる
  • 設定は停車中に見直し標準へ戻すのが基本である
  • 一時オフは再始動で戻る車種もあるため表示確認が要である
  • 掃除と設定で改善しない場合は点検で調整が必要なことがある
タイトルとURLをコピーしました