車検シール 貼る 位置が分からないと、貼り方が合っているか不安になりますよね。
フロントガラス上部には、ぼかし帯や着色部分があったり、ミラーやドラレコがあったりして、思ったより迷いやすいです。
この記事では、貼付位置の基本ルールをやさしく整理しつつ、視界をさえぎるときにずらせる条件や、右ハンドル・左ハンドルの違いも丁寧にまとめます。
有効期限の見方、車検証の満了日との合わせ方、破れた・読めない場合の判断や再交付の手続き、貼らない場合の罰則の考え方まで、安心して確認できるようにご案内します。
- 車検シールを貼る正しい位置と決まり
- 右ハンドル・左ハンドルでの貼る場所の違い
- ぼかし帯やドラレコがある時の貼り方の工夫
- 有効期限の見方と車検証との照らし合わせ方
- 貼り間違い・破損・紛失時の対処と再交付の流れ
車検シール(ステッカー)貼る位置と注意点

いま貼るべき場所を先に確認
貼る場所は、先に「運転席から見てすぐ確認できるか」を基準に考えると迷いにくいです。
車検シールは、次回の車検時期を知らせる大切な目印なので、ふだん目に入る位置にあるほど安心です。
2023年7月3日以降に交付された検査標章は、前面ガラスの内側で、運転者席側上部かつ車両中心からできるだけ離れた位置が基本になりました。
つまり「上のほう」「運転席側」「ガラスの端寄り」をイメージすると覚えやすいです。
まずはここをチェック
・運転席に座って数字が読み取れる
・ルームミラー、ドラレコ、ETCアンテナの近くを避ける
・上部の着色部分にかからない
・視界をさえぎらない(邪魔なら少し下にずらす)
貼る前に運転席で仮置きして、外からも見えるか確かめると安心です。迷ったら整備工場で確認してもらうのも手です。焦らなくて大丈夫です。
参考:(国土交通省)
右ハンドル・左ハンドルの違い
貼り付け位置の合言葉は「運転者席側上部」です。ここが大事で、右ハンドル車と左ハンドル車では“運転者席側”が逆になります。
日本の多くの車は右ハンドルなので、フロントガラスの右上の端に近い場所が目安です。輸入車など左ハンドルの車は運転席が左にあるため、目安は左上の端に近い場所になります。
「車両中心からできるだけ離れた位置」という決まりもあるので、中央付近より“角に寄せる”イメージが合っています。
迷わないコツ
・運転席に座って、目線を上に動かす
・助手席側ではなく、自分のいる側を優先する
・ミラーや機器と重なるなら、同じ側のまま少し下へ
家族で車を共有している場合も、運転する人の席を基準にするとスッキリします。
迷ったら、ハンドルがある側=貼る側と覚えると簡単です。落ち着いて確認してくださいね。
参考:(国土交通省)
すでに貼ってある場合はどうする?
すでに車検シールが貼ってあると、「貼り替えないとダメ?」と不安になりますよね。
貼ってあるシールが有効期間内なら、無理にはがして移動する必要はありません。途中ではがすと、粘着が弱くなって浮いたり、文字が読みにくくなったりすることもあります。
次の車検で新しいシールが交付されたタイミングで、決められた位置に貼り替えるのが基本です。
貼り替えるときの流れ
・新しいシールを受け取ってから古いものをはがす
・ガラスの内側を軽く拭いてから貼る
・古いシールは残さず処分する(重ね貼りは避ける)
もし紛失や破れで貼れない場合は、再交付の手続きが用意されています。貼り方が不安なときは、手順動画やQ&Aを見ながら進めると安心です。作業は必ず停車中に、明るい場所でゆっくり行いましょう。台紙は貼るまで保管すると安心です。
参考:(国土交通省)
まず確認したい有効期限の見方
表面の「月」と「年」はどこを見る?
表面(外から見える面)の数字は、次の車検が切れる「年月」を示します。基本は、大きい数字=月、小さい数字=年(和暦)です。
年は四隅のどこかにあり、位置でも見分けられるように順番で動きます。たとえば中央に大きく「7」、小さい「5」が決まった位置にあれば「令和5年7月」という読み方です。さらに、下地の色も「満了する年」の目安として使われています。
普通車・軽自動車でデザインは少し違いますが、どちらも「年+月」を読む点は同じです。読み取りのコツは次の4つです。
・中央の大きい数字で満了「月」を決める
・小さい数字と位置で満了「年」を確かめる
・月だけでなく年も必ずセットで見る
・別の点検ステッカーと混同しない
日付まで必要なら、車内から見える裏面で「満了する日」も確認できます。(自動車登録ポータル)
車検証の満了日との合わせ方
「いつまで有効?」をいちばん正確に見るなら、車検証の「有効期間の満了する日」です。
まず車検証で年月日を確認し、次に車検シールの表面で「年と月」が同じかを合わせます。表面は年月までなので、日までぴったり確認したいときは、車内から見える裏面(満了日表示)も見ると安心です。
電子車検証のときは、券面に載る情報が限られるため、満了日は「自動車検査証記録事項」や車検証閲覧アプリで確認します。紙の車検証と同じように、満了日が表示される仕組みです。
たとえば車検証が「令和8年3月15日」なら、表面は「令和8年3月」と読みます。
ずれて見えるときの落ち着きポイント
・貼り間違いの可能性があるので車検証を優先
・年号(和暦)の読み違いをしやすい
・不安なら整備工場や窓口で確認する
この順番で見れば、迷わず整理できます。(電子車検証特設サイト)
期限が近いときの注意点は?
期限が近いときは、「切れる前に受ける」だけでなく、受けられる期間を知って計画するのが大切です。
2025年4月1日から、継続検査(車検)は有効期間満了日の2か月前から満了日まで受けられるようになりました。この期間内なら、残っている有効期間を失いにくいのがポイントです。
反対に、満了日の2か月より前に受けると、次の満了日が早まることがあるので注意します。
やっておくとラクなこと
・満了日から逆算して予約日を決める
・自賠責の更新も同じ時期に忘れない
・車検証閲覧アプリの通知を設定する
通知は満了日の60日前・30日前など、前もってお知らせが出る仕組みがあります。年度末など混む時期は予約が埋まりやすいので、先に連絡しておくと安心です。気持ちに余裕があると、当日も落ち着いて動けますよ。(国土交通省)
位置が決まる基本ルールとは?
検査標章の貼付位置の考え方
貼り付け位置のルールは、「前から見えること」と「運転する人が自分で期限を確かめられること」を両立させる考え方です。
電子車検証の導入に合わせ、無車検のうっかりを減らす目的で、2023年7月3日から位置が見直されました。
基本はフロントガラス内側の運転者席側上部で、さらに車両中心から可能な限り遠い位置に寄せます。中心から遠い=ガラスの端に近い、という意味です。
また、外側からも文字が識別できる位置にすることが前提になります。軽自動車も同じルールなので、覚え方は共通です。と覚えると安心です。 (自動車登録ポータル)
運転席から見やすい位置が大事?
はい、見やすさはとても大事です。ルールが変わった理由のひとつが、「運転者が有効期限を見落としにくくすること」だからです。
貼る場所は“前方から見える”だけでなく、運転者席から見やすい位置が求められます。
加えて、運転者席側上部で車両中心からできるだけ離すという条件があるので、目線の近い側の上端に寄せるイメージになります。
たとえば、ハンドルを握ったまま目線を少し上げるだけで月が読めると、うっかりを防ぎやすいです。
見やすくするチェック
・数字が影にならず読める
・ルームミラーやドラレコに隠れない
・上端に寄せすぎて見切れない
・汚れや結露で読みにくくならない
「見やすい=中央に貼る」ではありません。中心より、運転席側で確認しやすい場所を優先します。毎日目に入ると、車検の意識も保ちやすいです。 (自動車登録ポータル)
視界をさえぎるときはずらせる?
ずらせます。決められた位置に貼ろうとして、運転のじゃまになるのは本末転倒です。
例外として、運転者の視野を妨げる場合は、視野を妨げない範囲で、前方かつ運転者席から見やすい位置に変更できます。
たとえば、ルームミラーの周りやドラレコが大きいとき、上端の着色(ぼかし)部分で外から文字が読みにくいときは、同じ“運転席側”のまま少し下へずらす考え方です。
その際も、できる範囲で車両中心から離す意識は残しておくと迷いにくいです。貼る場所はフロントガラスの内側で、前方から確認できる範囲に限られます。焦らず安全第一で決めましょう。
ずらすときのポイント
・視界のど真ん中は避ける
・運転席側をキープする
・外から文字が読める位置にする
・下げすぎて汚れで読めなくしない (自動車登録ポータル)
フロントガラス上部の例外

ぼかし帯や着色部分があるとき
フロントガラス上部に「ぼかし帯」や着色がある車は、上の端に貼ると外から文字が見えにくいことがあります。大事なのは、車外前方から検査標章の文字が識別できることです。
基本の運転席側上部を目安にしつつ、着色で読めない場合は、文字が見える位置まで下方にずらして貼る扱いになります。
貼るのはガラスの外ではなく、前面ガラスの内側です。
・外から数字が読めるか先にチェック
・ぼかし帯の境目より下に合わせる
・ずらす時も運転席側のまま
貼る前に台紙のまま当ててみて、外からも運転席からも読めるか確認すると失敗しにくいです。雨の日や夕方は見え方が変わるので、明るい時間に見るのがおすすめです。
迷ったら車検をしたお店で聞くと早いですよ。「見えないまま貼る」のが一番もったいないので、最後に外側から確認してから貼り切りましょう。
ミラー周り・ドラレコ周りの避け方
ルームミラーやドラレコがあると、「運転席側上部に貼りたいのに場所がない…」となりがちです。そんなときは例外の考え方を使います。
物理的に貼れない場合や視野を妨げる場合は、視野を妨げない前方で、運転席から見やすい位置に貼ってよいとされています。
さらに、運転者だけでなく、車載カメラが交通状況を確認するための視野や機能を妨げない配慮も求められます。
・ミラーに隠れない位置を優先
・ドラレコのレンズ前は空ける
・ETC受信機器の貼付部も避ける
台紙のまま仮置き→運転席で確認→外からも確認、の順にすると失敗しにくいです。文字が読みにくいときは、ミラーに隠れる範囲内で読める位置まで下方にずらす考え方もあります。
貼り直しは難しいので、最後に目線の高さで読みやすさを確かめてくださいね。迷ったら整備工場で一緒に確認できます。
熱線やアンテナ線に当てない工夫
フロントガラスには、車種によって熱線やアンテナ線が入っていることがあります。
そこに強くこすったり、ヘラを立てたりすると、線を傷つける心配があるので注意したいです。特に古いシールをはがすときに焦ると失敗しがち。
ゆっくりはがすだけで安全度が上がります。
・寒い日は少し温めて粘着をやわらげる
・水分を含ませてから端を浮かせる
・スクレーパーは寝かせて当てる
・糊残りはアルコールで軽く拭く
作業は停車中に、明るい場所で行いましょう。線が見える部分は、なるべく上から貼り込まないようにすると、次回の貼り替えや清掃もラクになります。
途中でちぎれそうなときは、無理に引っぱらず、もう一度温めたり濡らしたりしてから続けるのがコツです。力まかせにしないのが、いちばんの工夫ですよ。
小さなお子さんがいる日は後日に回すのもOKです。
きれいに貼る手順とコツ
貼る前にガラスを脱脂する
フロントガラスにホコリや手あか(油分)が残ったままだと、あとで端が浮いたり、雨の日に白くにごって見えにくくなることがあります。
最初に乾いたやわらかい布でホコリを取り、汚れが強いときは水ぶき→乾ぶき。次にアルコール系のクリーナーで貼る場所だけを軽くふき、完全に乾かしてから貼ります。
冬の朝などガラスが冷えすぎると粘着が弱く感じるので、室内が落ち着いた状態で作業すると安心です。準備するものは、やわらかい布とアルコール系クリーナー、ティッシュ(仕上げ用)で十分です。
- ふき取りは「ホコリ→油分」の順
- 水分が残ると密着しにくいので、乾いてから
- 印字は爪や硬い物でこすると削れやすいので、こすらない
- シールは端を持ち、ベタベタ面に指を当てません
- 仕上げにティッシュで軽く押さえるとムラが残りにくいです
まっすぐ貼るための目印づくり
車検シールは「前からも運転席からも見やすい位置」に貼る決まりがあるので、貼る前に位置を決めるのがいちばん大事です。
まっすぐ貼るコツは、ガラスのふちやルームミラーを“基準”にして目印を作ること。マスキングテープを2本使い、上のラインと横のラインを作って小さな「角(かど)」を作ると、そこに合わせて貼れてズレにくいです。
いきなり台紙をはがさず、先にシールを当てて「見え方の練習」をしておくと安心ですよ。細かい長さはメジャーより、指1本ぶんなどで十分です。上部がぼかし帯で外から読めない場合は、読めるところまで下にずらしてOKです。
- ルームミラーやガラスのふちを基準にする
- テープで「L字の角」を作って貼る場所を決める
- 運転のじゃまになるなら、じゃまにならない範囲でずらす
- 貼ったら外側と運転席から、数字が読めるか確認します
気泡が入ったときの直し方
気泡が少し入っても、あわてなくて大丈夫です。貼った直後なら、やわらかい布を巻いたカード(ポイントカードなど)で、真ん中から外側へゆっくり押し出すと抜けやすいです。
気泡の下にホコリがある場合は、その部分だけどうしても残りやすいので、無理にこすらず「理解できるか(読めるか)」を優先します。
小さな気泡なら、数日でなじんで目立ちにくくなることもあります。強くこすりすぎると印字が削れたり、シールが傷むこともあります。
大きくズレたときに、むりにはがして貼り直すのはおすすめできません。いったん貼ると、はがれにくい作りだからです。焦らず進めましょう。
- 小さな気泡は外へ押し出す(力は弱め)
- 爪や硬い物でこすらない(印字が削れやすい)
- 破れた・読めない・貼り直しが必要なら、運輸支局などで再交付を相談すると安心です
参照リンク
- 検査標章の貼付位置の考え方/着色部分の例外(PDF) (国土交通省)
- 貼付位置(運転者席側上部・例外規定)と貼り合わせ手順(軽自動車検査協会PDF) (経験教会)
- 破損・紛失時の再交付(運輸局案内) (国土交通省)
- 一度貼ると剥がしにくい旨の注意(メーカー系案内) (suzuki.co.jp)
間違えて貼ったときの対処

貼り直しはできる?できない?
貼り直しは、基本的に「難しい」と思っておくと安心です。車検シールは不正を防ぐため粘着が強く、途中ではがすと破れたり、数字の印字が欠けて読めなくなることがあります。
いったんはがすと再びピタッと貼れないタイプも多いので、むやみに触らないのがコツです。位置を間違えたら、まず運転席から見て視界のじゃまになっていないか、外から見て有効期限が読めるかを確認します。
どちらも問題がなければ、無理にはがして状態を悪くするより、次の車検のタイミングで新しいシールを正しい位置に貼るほうが安全です。
逆に、視界をさえぎる、ミラーやドラレコに隠れるなど困る場合は、はがして貼り直そうとせず、再交付の手続きを検討します。
再交付は普通車なら運輸支局等、軽自動車なら軽自動車検査協会で案内されています。
・勢いよくはがさない
・貼る前に台紙で仮置き
・迷ったら管轄窓口へ (国土交通省)
破れた・読めないときの判断
破れた・読めないときは、「外から見て期限が分かるか」で判断します。車検シールは、道路を走る車が検査を受けていることを示すため、数字が欠けたり、にじんで読み取れない状態はそのままにしない方が安心です。
まず車検証の満了日で期限を確認し、シールが読めない・落ちた・盗まれた場合は再交付を検討します。再交付は、普通車は運輸支局などで、軽自動車は軽自動車検査協会で受け付けています。
申請には車検証の原本が必要で、破損したシールが残っていれば持参します。窓口で申請書を受け取り、手数料を納めて手続きを進める流れです。
本人確認書類が求められることもあるので、念のため持っていくと安心です。紛失して貼れない状態で公道を走るのは避け、移動は公共交通などに切り替えると安全です。
・読めない=早めに再交付
・車検証はコピー不可
・紛失・盗難も対象 (軽自動車協会)
糊残りを減らす剥がし方
糊残りを減らすコツは、急いでこすらず「ふやかして、端から、ゆっくり」です。
まず水や中性洗剤をスプレーして1〜2分待つと、粘着がやわらぎます。寒い季節は外側からドライヤーで軽く温めると、はがしやすくなります。端が浮いたら、指先かプラスチックのヘラで少しずつ進めます。
ヘラは寝かせて使い、フロントガラスの熱線やアンテナ線がある車は線の上を強くこすらないようにします。残ったベタつきはアルコールを含ませた布で軽く拭き取り、最後に水拭き→乾拭きで仕上げます。
指でこすると糊が「消しゴムみたいに丸まる」こともあるので、こすり過ぎない程度に試すのも手です。ダッシュボードに液が垂れないようタオルを敷き、換気しながら作業すると安心ですよ。貼り替え前はガラスをしっかり乾かしてください。
・刃物や金属ヘラは避ける
・力より「待つ」が効果的
・貼り替え前に乾かす
紛失・破損時の再交付手続き
再交付が必要になるケース
再交付が必要になるのは、車検シールが「正しく読めない・貼れない」状態になったときです。たとえば次のようなケースが対象になります。
・紛失してしまい、ガラスに貼れない
・盗難にあった、どこかで剥がされた
・破れて文字が欠けた/汚れや色あせで読めない
・端が浮いて落ちた、ガラス交換で外した
車検の有効期限は車検証で確認できますが、車検シールは前から見える位置に表示するものなので、読めない・無い状態はそのままにしないほうが安心です。
気づいた日と状況(いつ、どこで、どうなっていたか)をメモしておくと、申請書に理由を書くときに迷いません。
毀損したシールが手元に残っている場合は提出を求められることがあるので、捨てずに保管して、早めに手続きの予定を立てましょう。
窓口には受付時間があるため、余裕を見て動くと落ち着いて進められます。 (国土交通省)
どこで手続きする?必要なもの
手続き先は、車の種類で分かれます。普通車など登録車は、最寄りの運輸支局または自動車検査登録事務所で申請します。軽自動車は、最寄りの軽自動車検査協会の事務所・支所が窓口です。
用意するものは次を目安にすると安心です。
・自動車検査証(車検証)の原本(コピー不可)
・検査標章(壊れていて提出できる場合)
・検査標章再交付申請書(窓口入手/ダウンロード)
・代理人が行くなら申請依頼書(委任の書類)
・本人確認書類(運転免許証などを求められることがあります)
手数料は1件300円が案内されています。申請書には再交付の理由を書く欄があるので、紛失・毀損など状況を短くまとめておくとスムーズです。
支払い方法や受付場所は事務所ごとに案内があるため、出発前に管轄窓口を確認しておくと落ち着いて動けます。混みやすい時期は早めの来所が安心です。 (国土交通省)
走行前にやるべきことは?
走る前にまず確認したいのは、車検証の「有効期間の満了する日」です。もし期限が近いなら、再交付より先に車検の予約が必要になる場合もあるので、順番を整理します。
・車検証で満了日を確認する
・シールが無い/読めない理由をメモする
・車検証の原本(コピー不可)を用意する
・壊れたシールが残っていれば保管する
再交付は紛失・毀損などで申請でき、軽自動車は検査協会、普通車は運輸支局等が窓口です。代理で行くこともでき、その場合は申請依頼書が必要になります。
手数料は300円なので、念のため小銭も準備しておくと安心です。手続きが終わるまでは、できるだけ不要な運転を控えると気持ちも落ち着きます。
どうしても移動が必要なときは、受付時間内に到着できる日程を先に決めて、書類不備がない状態で出発しましょう。急がば回れ、がいちばんです。 (国土交通省)
貼らないとどうなる?罰則は?

取り締まり対象になるのはどんな時?
取り締まりの対象になりやすいのは、街頭検査や検問、交通違反で止められたときなど、車の外からフロントガラスを見られる場面です。
車検シールが「貼っていない」「はがれかけ」「文字が欠けて読めない」「ドラレコや吸盤で隠れている」状態だと、期限を確かめられず声をかけられやすくなります。
この表示は、車検の有効期間を周りから確認できるようにして、無車検運行の防止につなげる目的があります。「車内からは見えるのに、外から読めない」貼り方も意外と多いので注意です。
・外から年・月が読める
・運転席の視界をさえぎらない
・端が浮いていない
・ミラー周りの機器と重ならない
・汚れや結露で数字がにじんでいない
小さな手間ですが、「見える・落ちない」状態にしておくのがいちばんの予防になります。貼る前にガラスをしっかり乾かすと、はがれにくくなります。
罰金と点数はどうなる?
車検シールを貼らずに公道を走ると、検査標章の表示義務に関する罰則の対象になり、50万円以下の罰金に処される規定があります。
ただし「点数」とセットで語られがちですが、点数が明確に示されている代表例は無車検運行のほうです。
無車検運行は違反点数が6点とされ、前歴がなくても免許停止につながる可能性があります。つまり、シールの表示ミスと、車検そのものが切れている状態では、重さが違います。
「シールがない=すぐ点数」と早合点せず、まず車検の有効期限を確かめましょう。
・表示の不備は罰金リスク
・車検切れは点数6点の重い処分
・期限は車検証の満了日で確認
・シールが無い/読めないなら再交付も検討
落ち着いて切り分けると、必要な対応が見えてきます。迷ったら、運転する前に確認できる窓口へ相談してから動くと安心です。気づいたら早めに対応しましょう。
「無車検」と混同しやすい注意点
「貼っていない=無車検」と混同しやすいのですが、実は別の話です。車検が有効でも、シールが無い・読めないと表示義務の問題になります。
反対に、シールが貼ってあっても、車検証の満了日が過ぎていれば無車検運行です。
無車検で公道を走ると、6ヶ月以下の拘禁刑または30万円以下の罰金に処される可能性があり、違反点数は6点です。
いちばん確実なのは、車検証の満了日を確認して「有効かどうか」を先に確かめることです。貼り替え前に、今のシールの年・月が合っているかも合わせて見ておくと安心です。
・満了日が未来なら、表示を整える
・満了日が過去なら、運転は控える
移動が必要な場合は、臨時運行許可(仮ナンバー)などの手段を考えます。「有効か・表示できているか」を分けて考えるのがコツです。どうしても移動が必要なら、積載車やレッカーを利用する方法もあります。
参考リンク
- 検査標章(車検シール)の位置づけ・表示の目的(国土交通省資料) (国土交通省)
- 罰則(50万円以下の罰金等)に触れている国土交通省地方運輸局の資料 (国土交通省)
- 無車検運行の違反点数(6点)一覧(警視庁) (東京都警視庁)
- 無車検運行の罰則に触れている国土交通省地方運輸局ページ (国土交通省)
車検シール(ステッカー)貼る位置と注意点のFAQ
貼る位置が違う車を見たけどOK?
貼る位置が車によって違って見えるのは、ルールが変わった時期や、ガラスの形・装備が違うことが理由になりやすいです。2023年7月3日以降に交付された検査標章は、フロントガラス内側の運転者席側上部で、車両中心からできるだけ遠い位置が基本です。
ただし、その場所だと運転の視界を妨げる場合は、視界を妨げない前方で、運転席から見やすい位置にずらせます。
上部にぼかし帯があって外から読めないときも、読める位置まで少し下げるケースがあります。
以前に交付されたものは旧ルールの場所に貼られていることもあります。
・運転席から月が読み取れる
・外からも文字が見える
・ミラーやドラレコに隠れない
・端が浮いていない
気になるときは、次回の車検で貼り替えるタイミングに合わせて整えると安心です。焦らなくて大丈夫です。 (自動車登録ポータル)
車検後いつ貼るのが正解?
貼るタイミングの基本は、車検に合格して検査標章を受け取った「その日」か、受け取った「その場」です。
新規検査や継続検査で保安基準に適合すると、自動車検査証といっしょにステッカーが交付されます。受け取ったら早めに貼っておくと、期限の見落としを防げます。
指定工場に依頼した場合は、手続きの都合で車検証と検査標章が後から届くことがあり、その間は保安基準適合標章を貼って走る流れになります。
保安基準適合証・標章の有効期間は検査日から15日間とされています。届いたら、保安基準適合標章から検査標章へ貼り替えます。
・受け取ったらできるだけ当日中に貼る
・貼る前に位置を仮置きして確認
・旧い標章は重ね貼りせずはがす
・届くまでの標章は期限をメモ
「届いたら貼る」で大丈夫なので、落ち着いて進めてくださいね。 (自動車登録ポータル)
保安基準適合標章との違いは?
名前が似ていて迷いますが、役割がちがいます。車検シールは「検査標章」で、車検などの検査で保安基準に適合すると、自動車検査証といっしょに交付され、次の満了時期を示します。
一方、保安基準適合標章は、指定工場で点検・検査が終わり、保安基準に適合していることを示すために表示する“つなぎの目印”です。
指定工場では、検査結果を証明する保安基準適合証を交付し、その後の手続きで車検証や検査標章がそろいます。保安基準適合証・標章の有効期間は検査日から15日間とされています。
期限が切れそうで書類が届かないときは、依頼先に状況を確認すると安心です。
・検査標章:交付後は基本これを貼る
・適合標章:届くまでの目印
・適合証:紙の証明書(車内保管)
届いた検査標章に貼り替えたら、適合標章は外して保管や処分で大丈夫です。 (自動車登録ポータル)
記事のポイント
- 車検シールはフロントガラス内側に貼るものだ
- 基本は運転席側上部で中心から離す考え方である
- 右ハンドルと左ハンドルで運転席側が変わる
- ぼかし帯や着色で外から読めない場所は避けるべきだ
- ミラーやドラレコに隠れない位置を優先するのが安全だ
- 視界をさえぎる場合は条件内でずらせる
- 表面の年・月と車検証の満了日で期限を確認する
- 貼る前の脱脂で浮きや剥がれを減らせる
- 目印を作ると傾きやズレを防ぎやすい
- 気泡は中心から外へ押し出すと直しやすい
- 破損や紛失は再交付手続きで整えるのが確実だ
