走っているときに金属が擦れるような音がすると、タイヤが壊れるのではと不安になりますよね。
車 走行中 金属が擦れる音 タイヤの原因は、ブレーキパッドの摩耗やバックプレートの干渉、タイヤハウス・フェンダー内張りの外れ、小石の挟まりなど幅広いです。
本記事では、キーキー・シャリシャリ・ゴーッといった音の違いから原因を絞るコツ、走行をやめるべきサイン、点検・修理費の目安まで、やさしく整理します。
自分で確認できる範囲と、触らない方がいい危険箇所も合わせて説明するので、まず何をすればよいかが分かります。慌てず安全を最優先に、次の一手を決めるために読み進めてください。
- 音の種類から原因を絞る見分け方
- 走行をやめるべき危険サイン
- 自分でできる確認手順と注意点
- よくある原因と起きやすい場面
- 点検・修理費の目安と依頼先の選び方
車 走行中 金属が擦れる音 タイヤは危険?
まず停車して確認すべきこと
走行中に「金属が擦れる音」がしたら、まずは落ち着いて安全を作ります。いきなり強くブレーキを踏まず、周りを見ながらスピードをゆっくり落として、交通のじゃまにならない場所へ寄せます。
停車したらハザードを点け、シフトをP(またはN)にしてサイドブレーキをかけます。
・路肩や駐車場など、広い所で止める
・夜間はライトも点けて見えやすくする
・高速道路は特に危険なので、同乗者も外へ避難
・停止表示板や発炎筒があれば車の後ろへ置く
・車から降りるときは、交通側のドアを開けない
次に、車のまわりを「目だけで」確認します。タイヤに釘や石が刺さっていないか、ホイール内側に擦った跡がないか、焦げたにおい・煙がないかをチェックします。
ブレーキの効きや警告灯にも変化があれば、走らず救援を頼みましょう。安全が最優先です。慌てなくて大丈夫です。 (JAF(日本自動車連盟))
そのまま走ると起きるリスク
音が出ているのに走り続けると、原因が小さくても被害が広がることがあります。
たとえばブレーキパッドは使うほど少しずつ減り、交換のタイミングを知らせるために音が出る仕組みもあります。
減りすぎると金属同士が当たり、ディスクを傷つけたり、ブレーキの効きが安定しにくくなる心配があります。
タイヤ付近の擦れも要注意です。
・釘や石など異物が刺さっている
・内側のカバーが外れて当たっている
・曲がった部品がタイヤに触れている
このまま走ると摩擦で熱が増え、傷が広がったり、空気が少しずつ抜けてパンクに気づきにくくなることもあります。「いつもと違う音」は早めの点検が安心です。
できればその日は遠出をやめ、近くの整備工場や販売店で見てもらうのが安全です。小さな異常のうちに見つかれば、修理も短時間で済むことがあります。 無理しないでください。 (JAF(日本自動車連盟))
緊急度が高いパターンは?
次のようなサインがあるときは、緊急度が高いです。できるだけ早く安全な場所に止めましょう。
・ブレーキ警告灯が点く、または点滅する
・焦げたにおい、煙、いつもより熱い感じがする
・ブレーキを踏むと強い振動が出る、音が急に大きくなる
・ハンドルが取られる、車がまっすぐ走りにくい
・タイヤが急にしぼむ、ゴトゴトして速度を出せない
これらは「止まりにくい」「タイヤが壊れる」などにつながる可能性があります。高速道路では二次事故が怖いので、路肩など幅のある所まで自走し、ハザード点灯→停止表示器材の設置→ガードレール外へ避難の順で行動します。迷ったら早めに救援依頼が安心です。
橋やトンネルなど路肩が狭い場所では、可能なら広い場所まで移動してから止めます。同乗者がいるときは、先に安全な場所へ誘導してあげてください。 落ち着いて。 (JAF(日本自動車連盟))
音の種類で原因はどこまで絞れる?

キーキー音で疑う部品は?
走行中に「キーキー」と高い音が出るときは、ブレーキ周りが原因になりやすいです。ブレーキパッドは車を止めるために円盤(ローター)に押しつけられる部品で、使うほど少しずつ減ります。
残りが少なくなると、知らせるための金具がローターに触れて音が出ることがあります。
ほかにも、ブレーキの近くにある薄い金属板(バックプレート)が曲がり、回転するローターに当たって鳴る例もあります。雨のあとに一時的に鳴ることもありますが、毎回続くなら点検が安心です。
・ブレーキを踏むと音が強くなる
・低速のときに目立つ
・窓を開けると前輪側から聞こえる
・ブレーキダストが増えた気がする
効きが弱い/警告灯/焦げたにおいは要注意です。止めた直後は熱いので触らず、無理せず相談してください。ブレーキは安全に直結します。短い距離でも不安なら走らず、救援を頼む選択もあります。 (JAF(日本自動車連盟))
シャリシャリ音が続くときは?
「シャリシャリ」「シャー」と砂をこするような音が続くときは、まず“何かが挟まって擦れている”状態を疑います。
走行中に跳ねた小石が、ブレーキの円盤(ローター)と薄い板のすき間に入り、回転に合わせて擦れて鳴ることがあります。
タイヤの溝に小石や金属片が刺さり、路面に当たって音が出る場合もあります。
スピードを落とすと音が小さくなる、左右に曲がると音が変わる、という出方がヒントです。
・一定のリズムで続く
・ブレーキを踏まなくても鳴る
・雨や砂利道のあとに出た
振動が強い/タイヤがしぼむ/焦げたにおいがあるときは中止が安全です。異物が見えない場合は無理に取らず点検へ。
小石が自然に落ちて音が消えることもありますが、擦れた跡が残ることもあります。音が数キロ以上続くなら、早めに見てもらうと安心です。心配なら近距離でも無理しないでください。 (JAF Mate)
ゴーッという音は別トラブル?
「ゴーッ」「ゴロゴロ」と低い音が走行中ずっと続くときは、ブレーキよりも“回転する部分”のトラブルを考えます。
代表例は、タイヤのすぐ内側にあるハブベアリング(回転をなめらかにする部品)の傷みです。
スピードが上がるほど音が大きくなり、カーブで音の出方が変わることがあります。ほかに、タイヤの片べり(外側だけ減るなど)でもゴー音が出ることがあります。
・速度に合わせて音が変わる
・左右どちらかから聞こえる
・ハンドルがブレる
振動が強い/異音が急に増える/タイヤが熱いときは危険です。特にベアリングが傷むと、放っておくほど音が大きくなりやすいと言われます。
近くの道でも高速走行は避け、迷ったらロードサービスに相談するのが安全です。早めの対応がいちばん楽です。焦らなくて大丈夫です。 (JAF Mate)
車 走行中 金属が擦れる音 タイヤの主な原因
ブレーキ周りが触れているケース
ブレーキの近くで金属がこすれる音がするときは、ディスク(円盤)と薄い鉄板の「バックプレート」のすき間に小石がはさまる、またはバックプレートが曲がって当たっていることがあります。
走るたびに「シャリシャリ」「カンカン」と鳴り、急に大きくなることもあります。さらに、ブレーキパッドが減りすぎると金属同士が触れて音が出る場合もあります。
・ブレーキを踏むと音が弱まる/変わる
・片側の車輪だけから聞こえる
・未舗装路のあとから出た
・停車直後、ホイールが熱い
熱いので手を入れない、水をかけない、が基本です。音が続く、焦げたにおいがする、ブレーキの効きに違和感がある場合は、無理に走らず点検や救援を頼みましょう。
放置するとディスクやパッドを傷めて整備費が増えることもあります。少しでも不安なら早めにプロに見てもらうのが安心です。 (JAF Mate)
タイヤハウス側の接触パターン
タイヤハウス(タイヤの周りの内側)で「こすれる」音がするなら、内側のカバー(樹脂のライナー)や泥よけが外れてタイヤに当たっていることがあります。
また、雪や小石がたまる、タイヤチェーンがずれる、タイヤサイズ変更や車高変更で当たりやすくなる、という原因もあります。当たり続けるとタイヤが傷つき、空気が抜ける心配も出てきます。
・段差のあとから急に鳴り出した
・ハンドルを切ると音が強くなる
・タイヤの側面や内側にこすれ跡がある
まずは安全な場所に停車して、ぶら下がった部品や異物がないか目で確認します。無理に引っぱらず、こすれが続くなら低速で移動して点検を頼みましょう。
暗いときはライトでのぞき、走行直後は熱や回転部があるので手を入れないでください。
異音や振動を感じたら、早めに停車して車両とタイヤを確認し、見た目で分からない場合も点検を受けるのが安全です。 (JATMA)
足回りの劣化で当たることも
音の原因がすぐ見つからないときは、足回り(車を支える部分)の劣化も考えます。たとえば、ホイールナットの緩み、ベアリングの傷み、ドライブシャフトのゴム部品の破れなどは、走るほど音や振動が強くなることがあります。
また、ブッシュ(ゴムのクッション)が弱ると、段差で車体が沈んだときにタイヤが内側に当たりやすくなることもあります。
・速度を上げると音が大きくなる
・ハンドルが取られる、振動する
・カーブや段差で音が変わる
「いつもと違う」だけで点検の合図です。運転が不安、ハンドル操作に違和感がある場合は無理に走らず、早めに整備工場やロードサービスへ相談しましょう。
放置するとタイヤや部品を削ってトラブルが大きくなることもあります。安全のため、原因がはっきりしない金属音は早めに見てもらうのが一番です。早めが安心です。 (JAF Mate)
ブレーキ周りで多い擦れトラブル

ブレーキパッド摩耗のサイン
ブレーキを踏んだときに「キーキー」と鳴るなら、ブレーキパッドの摩耗が疑われます。パッドは車を止めるために、回転するローターをぎゅっと挟む部品です。
交換時期を知らせる「パッドウェアインジケーター」が付く車では、減ってくると金具がローターに触れて音が出ます。
車種によってはホイールのすき間から厚みが見えることもありますが、走行直後は熱いので手を入れないでください。
・軽く踏んでも高い音が出る
・効きが弱い/踏みごたえが変わる
・ペダルやハンドルが振動する
・警告灯が点く、焦げたにおいがする
不安がある日は遠出をやめ、点検予約を。放置して減り切ると金属同士が触れて、さらに大きな擦れ音になり、ローター交換が必要になることもあります。
早めに見てもらえば安心につながります。気になる日は無理しないでくださいね。 (JAF(日本自動車連盟))
バックプレートの変形と干渉
バックプレートは、ブレーキローターの後ろにある薄い金属板で、泥やホコリを防ぎつつ熱を逃がす助けもします。
ここがサビや小さな接触で少し曲がると、回転するローターに触れて「キーッ」「シャーッ」と擦れ音が出ることがあります。特徴は、音が一定のリズムで続いたり、カーブで音が変わったりする点です。
・ハンドルを切ると音が強まる
・段差のあとから鳴り出した
・低速でもずっと擦れる
・雨のあとだけ目立つこともある
自分で無理に曲げ戻さないのが安全です。走行直後は熱いので触らず、見えない所に手を入れないでください。焦げたにおい、振動、警告灯があるときは走行を控え、点検や救援を頼むと安心です。
放置すると擦れが続いてローター表面を傷つけることがあります。バックプレートは柔らかいので、整備で調整できる場合もあります。気になる音が続くなら早めがいちばんです。 (JAF Mate)
小石や異物が挟まることはある?
「急にガリガリ」「シャリシャリ」と鳴り出したら、ブレーキローターとバックプレートのすき間に小石などの異物が挟まった可能性があります。
小さな石でも回転に合わせて当たり続けるため、意外と大きな音になります。未舗装路や砂利道、工事区間を走ったあとに起きやすいです。
・ブレーキを踏まなくても鳴る
・車輪が回るたび同じリズム
・低速でもはっきり聞こえる
・しばらくすると消えることも
まずは安全に停車して目視確認します。走行直後は熱いので触らず、棒でつつくのも危険です。音が続くとローターに傷が付くことがあるため、近距離でも無理はしないでください。
振動、警告灯、焦げたにおいがある場合は走行を控え、点検や救援を頼むと安心です。音が消えても異物が残っていると再発することがあります。気になるときは早めに見てもらうと安心につながります。 (JAF Mate)
タイヤハウス・フェンダーに当たる原因
ハンドルを切ると音が変わる?
ハンドルを切って「ゴリゴリ」「ザーッ」と音が変わるなら、タイヤがタイヤハウスやフェンダー内側に触れている可能性があります。曲がるとタイヤの向きが変わり、当たる場所も動くからです。
原因は、内側の樹脂カバー(インナー)がズレて垂れる、雪や泥が固まって当たる、タイヤサイズやホイールのオフセット違い、足回りのゆるみで位置がずれる、などが考えられます。
・右に切ると右前が鳴りやすい
・切り始めだけ鳴る/全切りで強くなる
・雨や雪のあとに出やすい
また、ハンドル操作で鳴る音はステアリング機構の異常が隠れることもあります。まず安全に停車し、ぶら下がった部品や擦り跡を「目で」確認します。
焦げたにおい・強い振動・空気圧低下があれば無理せず止めて、早めに点検や救援を選ぶと安心です。こわいときは無理しないでくださいね。 (JAF(日本自動車連盟))
段差で鳴るなら何を疑う?
段差で「ガッ」となったあとに擦れ音が出るなら、タイヤや内側カバーが一瞬強く当たった可能性があります。
段差では車が上下に動き、タイヤがフェンダー内へ近づくからです。原因は、内張り(ライナー)の留め具が外れてめくれる、泥よけが割れる、サスペンションの部品が弱って沈み込みが大きい、などが考えられます。
空気圧が低いと衝撃が増え、タイヤ側面が傷む(ピンチカットなど)こともあります。
・段差の直後だけ鳴る
・同じ段差で毎回鳴る
・荷物が多い日に鳴りやすい
まず安全に停車し、タイヤのふくらみ・亀裂、内張りのめくれを目で確認します。車の下に頭を入れるのは危ないので避けてください。
特に高速道路に乗る前は、空気圧や損傷の点検が大切です。ふくらみ、空気が減る、ハンドルが取られる場合は走行を控えて点検が安心です。 (ブリヂストン タイヤサイト)
外装の内張りが外れる例
外装の内張り(フェンダーライナーやアンダーカバー)が外れると、タイヤに当たって「バタバタ」「ザーッ」と音が出ます。
留め具が割れたり、段差・雪・縁石で引っぱられたり、整備後にクリップが足りないと起きやすいです。音は低速でも出ますが、速度が上がるほど大きくなります。
・タイヤの近くで黒い樹脂が垂れている
・走ると音が強くなる
・雨の日に音が増える
まず安全に停車し、地面にこすった跡や部品のぶら下がりを目で確認します。結束バンドやテープで一時固定したくなりますが、走行風で外れることもあるので注意が必要です。
タイヤ付近の異音は原因がいくつも考えられるため、判断に迷ったら無理をしないのがいちばんです。巻き込みそう、タイヤに深い擦れ跡があるなら走行は控え、救援や点検が安心です。回転部に手を近づけないでください。 (JAF(日本自動車連盟))
自分でできる確認手順と注意点

タイヤ外周の異物チェック
走行中の金属音が気になるときは、まずタイヤの外周を「目で」チェックします。釘やガラス片、小石が刺さると、擦れる音が出たり、少しずつ空気が抜けたりします。
平らで安全な場所に止め、ハザードを点けてから4本とも見てください。車道側に立たず、しゃがみすぎないのがコツです。
・溝に光る物が刺さっていないか
・ゴムがめくれたり裂けたりしていないか
・側面にふくらみや深い傷がないか
・バルブ(空気を入れる口)の根元が切れていないか
耳を近づけすぎず、シューッという音がしないかも確認します。左右で高さが違う、空気圧の警告が出たときは要注意です。
ポイントは見つけても抜かないことです。抜くと空気もれが急に進むことがあります。刺さり物がある、空気が減った感じがする場合は、低速でも無理をせず、修理や救援につなげると安心です。早めが安心です。 (ブリヂストン タイヤサイト)
ホイール内側の擦り跡を探す
ホイール内側の擦り跡は、音の「通り道」を見つける手がかりになります。
安全に止めたら、まずタイヤの内側やホイールの内側に、光る線・粉・削れた跡がないか見ます。スマホのライトで、左右を比べると気づきやすいです。
・内側に細い金属のスジがある
・黒い粉(ブレーキの粉)が急に増えた
・樹脂が削れて白いカスが付く
・焦げたようなにおいがする
ポイントは触らず、外さず、目で終えることです。走行直後はブレーキまわりが熱いこともあるので、手を入れないでください。
ホイールの取付状態は日常点検でも確認項目になっています。もし擦り跡がはっきりある、片側だけ異常に削れている、走るたびに音が強くなる場合は、そのまま無理に走らず点検につなげましょう。
走行中の異音は原因が多く、整備での確認が必要とされています。特に高速道路や長距離は避け、近くで安全に止められる状況を優先してください。 (国土交通省)
触らない方がいい危険箇所
確認中にケガをしやすい場所もあるので、ここだけは触らないでください。車の下に頭や手を入れると、転倒や巻き込まれの危険があります。
小さなお子さんがいる場合は、必ず車から離れた場所で待ってもらうと安心です。
・ブレーキのディスク/ドラム周辺
・マフラーや触媒などの排気系
・エンジンルームのベルト類と冷却ファン
・ジャッキで上げた車の下(ウマなし)
・回転中のタイヤやホイールのすき間
ポイントは「熱い」「動く」「支えが不安定」の3つです。走行後は金属部品が高温になることがあり、触れるとやけどの心配があります。
点検はエンジン停止・Pレンジ(または1速)・パーキングブレーキをかけてから行い、無理に分解しないでください。
音の原因探しは「目で確認」までにして、少しでも不安があれば無理をせず整備や救援を頼る方が安全です。手袋でも熱は伝わるので過信しないでください。 (nissan.co.jp)
走行をやめるべきサイン
焦げ臭い・煙が出るとき
焦げたにおいがして、白い蒸気や煙のようなものが見えたら、無理に走らず止まってください。
冷却系の不具合やオイル不足でオーバーヒートしている可能性がありますし、ベルトのすべり・配線のショートなどでゴムが焼けるにおいが出ることもあります。まずは次を意識します。
・交通のじゃまにならない安全な場所へ移動して停車、ハザード点灯
・車の外へ出て、ガードレールの外などに避難
・ボンネットはすぐ開けず、近づきすぎない(熱や火が広がることがあります)
・原因が特定されるまでエンジン始動はしない
火が見える・煙が増えるときは無理をせず、緊急連絡も検討します。救援を呼ぶときは「場所」「においの種類」「煙の量」「警告灯」を伝えるとスムーズです。少しでも不安なら早めに相談しましょう。安全が最優先ですね。 (JAF(日本自動車連盟))
ブレーキの効きが変わったとき
ブレーキの効きが「いつもと違う」と感じたら、まずは走行を続けないことが大切です。
下り坂などでフットブレーキを使いすぎると高温になり、ブレーキ性能が低下することがあります。こんな変化は要注意です。
・いつもより止まるまでが長い
・ペダルが奥まで入る/逆に固い
・踏むと車が左右にふられる
この状態のまま走るのは危険なので、すぐ安全な場所に停車します。停車後は、車輪まわりが熱いことがあるので近づきすぎないようにします。
可能ならシフトを落としてエンジンブレーキを併用し、ムリな急ブレーキは避けます。警告灯が点く、効きが戻らない、焦げるにおいがする場合は、点検が必要なサインなので救援や整備の相談につなげると安心です。
「そのままの走行は危険」とされるため、早めに助けを呼びましょう。迷ったら停止ですね。 (JAF(日本自動車連盟))
振動やハンドルブレがあるとき
走っているときに車がブルブルしたり、ハンドルがブレるときは、タイヤや足回りの異常が隠れていることがあります。特定の速度だけでハンドルが震えるなら、ホイールバランスのくずれやサスペンションのトラブルが考えられます。
車体全体が揺れるなら、ホイールの取り付け角度(アライメント)のくずれなども原因になります。
・振動が出る速度、曲がると増えるかを覚える
・路肩で停車できるなら無理せず止める
・パンクや空気圧低下がないか目で確認
体感できるほどの振動が続くなら要注意です。無理にスピードを出さず、安全な場所で止めて、早めに点検相談につなげます。
状況がはっきりしないときは、応急対応や搬送の相談ができる窓口を使うと安心です。「普段と違う振動」は車のサインなので、早めの行動が大切です。無理は禁物ですよね。 (JAF(日本自動車連盟))
修理費の目安と依頼先の選び方
点検だけで済む場合の相場
異音がしても、原因が「異物が軽く当たっているだけ」など軽い場合は、点検で終わることもあります。
料金はお店・車種・地域で変わりますが、ディーラーの点検メニューでは次のような価格帯が見られます。
・6ヶ月点検:6,000円台〜
・法定12ヶ月点検:15,000円台〜
・状況によっては「原因を探す診断料」が別に発生
大事なのは「作業前に見積もりを出してもらう」ことです。点検では、タイヤ・ブレーキの目視、異音の再現確認、下回りのチェックなどを行うことが多いです。
気になる音が出た日時、どの速度で鳴るか(低速/高速)、ブレーキを踏むと変わるかをメモして渡すと、無駄な作業が減りやすいです。
待ち時間が不安なら、代車や引き取りの有無も一緒に聞いておくと安心です。早めの受診が結果的に安く済むこともあります。 (日産大阪販売株式会社)
部品交換になりやすい例
擦れ音の原因が部品の摩耗や破損だと、交換が必要になることがあります。よくあるのはブレーキパッド、ブレーキフルード、タイヤハウス内のライナー固定クリップ(留め具)です。
ディーラーのクイック整備メニューでは、ブレーキパッド交換が1.7万円台〜、ブレーキフルード交換が4,000円台〜といった表示もあります(車種で変動します)。
・ブレーキパッド:キーキー音や効きの変化
・ローター:深い傷や強い振動があると追加になりやすい
・内張り/泥よけ:外れたままだとタイヤを削ることも
ポイントは「片側だけで済むか、左右セットか」を聞くことです。制動部品は左右の効きのバランスも大切なので、状態によってはセット交換になる場合があります。
見積もりは「部品代」「工賃」「交換範囲」を分けて確認すると安心です。急がない修理は日程も相談できます。 (福岡トヨタ)
ディーラーと整備工場の使い分け
どこに頼むか迷ったら、「内容」と「スピード」で選ぶと失敗しにくいです。ディーラーは車種に合った部品や整備情報がそろい、保証やリコールの確認もまとめて相談しやすいのが強みです。
一方、街の整備工場でも、国の基準で認証を受けた「認証工場」や、さらに設備・技術・管理体制が整い車検も行える「指定工場」があります。
保安上重要な整備(特定整備)を頼むなら、この区分の確認が安心につながります。
・新車保証中/電子制御の不具合:ディーラー向き
・費用を抑えたい/持ち込み相談:認証・指定工場も便利
・急ぎ:当日点検、代車、引き取りの有無で比較
ポイントは「見積もりの内訳(診断料・工賃・部品)」を出してもらうことです。説明が丁寧で、断っても嫌な顔をしない所だと通いやすいです。迷ったら近くで信頼できる所を一つ決めておくと心強いです。 (mlit.go.jp)
よくある質問(FAQ)
雨の日だけ鳴るのはなぜ?
雨の日だけ「キー」「シャー」と鳴るのは、ブレーキに水分が付いてパッドの表面がしめり、摩擦の感じが一時的に変わることがあるためです。
降雨後や洗車後、朝いちの走り始めに起きやすく、数回ブレーキを使ううちにおさまることもあります。
音が出たら、あわてて強く踏まず、周りを確認してゆっくり減速してください。安全な場所に止められるなら、におい(焦げ臭さ)や警告灯の有無も見ます。
・雨の直後だけ/乾くと消える
・低速で軽く踏むと目立つ
・左右どちらから聞こえるか
・踏む強さで変わるか
ときどきなら様子見でも、頻繁なら点検が安心です。録音できれば整備の人に伝えやすいですし、雨の日は制動距離がのびやすいので車間距離を多めに取ると落ち着いて運転できます。
心配な日は無理に出かけず、近くで相談できる所を確保しておくと安心です。 (日産自動車)
車検後に音が出たらどうする?
車検のあとに金属が擦れる音が出たら、まずは無理に走らず、車検を受けた工場や販売店へ早めに連絡するのが安心です。
整備直後は部品がなじむ途中のこともありますが、カバーの当たりやバックプレートの位置など、調整で直る例もあります。
連絡するときは次を伝えるとスムーズです。
・いつから鳴るか(車検当日/翌日)
・速度や操作(ブレーキ、右左折、段差)で変わるか
・警告灯、焦げ臭さ、振動の有無
可能なら音を録音し、見積もりと作業内容も書面で残してもらうと安心です。日常点検でもブレーキの異音確認がすすめられています。
効きの変化や煙があるなら自走しないのが基本です。相談先に迷うときは、点検整備の相談窓口や消費生活の窓口も使えます。
急ぎならレッカー手配の相談もあわせて行い、無理に原因探しをしないでください。安全第一です。 (国土交通省)
音が消えたけど放置していい?
音が消えたとしても、すぐに「もう大丈夫」と決めつけない方が安心です。
たとえば小石がブレーキのすき間に挟まっていて、走っているうちに落ちて音が止まることがあります。雨や洗車のあとにだけ鳴って、乾いて消える音もあります。
ただし、摩耗や部品の当たりが原因だと、いったん静かになってもまた出ることがあります。日常点検でもブレーキの異音確認がすすめられています。
・数日以内に再発する
・ブレーキの効きが変わる
・振動、焦げ臭さ、警告灯がある
上のどれかがあれば点検がおすすめです。消えた場合でも、いつ・どこで・どんな音だったかをメモし、できれば録音も残すと相談がスムーズです。
ときどきの音でも、回数が増えるなら早めに見てもらうのが安心です。心配を先回りして減らしていきましょう。不安が残るなら無理はしないでください。 (jafmate.jp)
記事のポイント
- 音の種類で原因はかなり絞れる話である
- キーキー音はブレーキ周りを優先して疑うべきである
- シャリシャリ音は異物の挟まりや接触が多い傾向である
- ゴーッ音はベアリングやタイヤの異常も視野に入る話である
- タイヤハウスやフェンダーの内張り外れは当たりやすい原因である
- 段差や右左折で音が変わるなら接触箇所の手がかりになる
- 焦げ臭い・煙・警告灯は走行中止の合図である
- ブレーキの効きの変化は最優先で安全確保すべきである
- タイヤ外周の異物は抜かずに状態を記録するのが安全である
- 走行直後のブレーキ周辺は触らないのが鉄則である
- 点検は見積もり内訳の確認が満足度を左右する話である

